知れば知るほど、見れば見るほど、分からなくなってくるものとは、、、、
こんにちは。今日はインプロビゼーション(即興)のライブを見てきました。上の問いの答えはまさしく、音楽。です。
場所は『中庭』というジャズ喫茶にて。団地の商店街の一角にあるという珍しいロケーション。こんなところに本当にあるの!?って思われる場所に。若いご夫婦2人が営んでいるお店です。
今日のライブ、由中小唄さん(声)レオナさん(タップ、打楽器)、そしてこの店のマスター、落合さん(コントラバスなど)の日でした。この3人、特に声が入ってくる組み合わせを見るのは初めてで、もう宇宙に片足突っ込みに行ったような不思議な感覚。
娘がタップをやっているせいか?始めたのと同じくらいに私自身もタップというジャンルに魅了されてしまった1人で。レオナさん(2回目ましてです。)を見たくてまず来たのですが、彼女のタップは枠を超えて突っ込んでくるスタイルかと。見た目からして潔く、カッコイイ。側に置いてある彼女の楽器たち。鉄板、金網、ボウルなど。メタルタップ?そんな呼び方はしていないと思いますが。何せ、工場とコラボされてるその動画がまず衝撃な方でした。こんなにトリオの組み合わせが妙で絶妙で、どの音も邪魔しあわず。音の棲み分けとでも言えるでしょうか。金属、うるさく感じないのが本当に不思議。下手したら寝れてしまうと思います。
音の渦に飲み込まれる感覚。うねり。波の盛り上がりを一緒に感じられる心地よさ。
音楽。旋律が無い音楽に出会ったのはもう何年か前だと思うのですが、いつも不思議な気持ちにさせられます。宇宙遊泳。この場で感じていることのみで、その全てで作られていく不思議で不安定でそれでいて心地よい空間。音。という音はいらないんじゃないか。そして自分の気持ちにそっと引きこもっていける、外側からじゃなく内側から見つめる時間。なにかに縋っている感覚に近いのかもしれない。その一瞬にしかひらめかない音。魅せられる、限られた音。
涙ではなく、グッとこらえたら鼻水が。出てきそうな感動でした。
野性味。人間味。
この日の2部はなんと。C子もいつの間にか参加していることに。いや、彼女は本気ですごいです。特にやる気のスイッチが入ったときは。親なのであまり多くを誉められませんが、天才かと…。←はい、もう決定的に親ばかで結構です。彼女のモノの受け止め方。繊細でいて大胆。というやつです。9歳にしてインプロに果敢に立ち向かえるとは。不足があるとすれば、これからの色々な感情を作っていく経験。のびのびと大きくなれるようにしないとな。親の課題です。
いつでも温かい気持ちにさせてくれるここのお店が大好きで、こうやって月にちょこちょこ通っていけることに感謝しています。
明日はまた平日。今日は天皇陛下誕生日でしたね。日本人を思い出す日であったりもします。
今日も見ていただきありがとうございます。明日もよい一日を!
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